密着取材:「さばえまつり」中編 🐟

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まつりの気配を感じる予祝?「まちにひらく仮面盆踊りの会」に潜入!👺

去年から新しく生まれた、つくるを祝う祭典「さばえまつり」。密着取材と題して、実行委員会のみなさんや参加者のリアルな様子をお届けします!

前編では、さばえまつりの概要と開催2回目となる今年の新たな試み「イッココ村・マッココ町・スココン港の出現」についてお伝えしました。村・町・港にはそれぞれ団長がおり、移住した理由やさばえまつりへの想いについて直接インタビューしています。(前編はこちらから)
今回は、予祝(よしゅく)として行われた「まちにひらく仮面盆踊りの会」の様子をお届けします!

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さばえまつりの未来を祝う「予祝」、仮面をつくって盆踊りの練習だ!🕺

会場に着くと、テーブルの上には何やら創作意欲をかきたてるあれこれが。ペン、はさみ、リボン、紙管、お椀、和紙、メガネ…

これらは、主に鯖江のものづくりの現場で出る廃材だそうです。今日は、この色とりどりの廃材を使って、仮面づくりをします!

「こんな廃材があるんだなぁ」と思いながら、イベントの開始を待っていると、実行委員の寺田さんが元気な声で呼びかけました。

「みなさん、オープニングを一緒につくりましょう!テーブルの上に紙管がある方は、紙管チームです。トントントンと鳴らしてください。お椀チームは、カンカンと鳴らしましょう!せーのっ」

何やらわからないまま、両手で鳴らし始める参加者。それぞれの音が重なり合う中、仮面をつけて踊る実行委員も登場し、早速まつりの雰囲気が醸し出されています。
「トントントン、カンカン、イッココー!」どうやら今日は賑やかな予祝になりそうです。


ところで、予祝って何でしょう?寺田さんは「本番が盛り上がることを願って、あらかじめお祭りを行うこと」と教えてくれました。今ではあまり馴染みのない予祝ですが、日本には古くからあったとか。開催を約1ヶ月後に控えたさばえまつりも、当日が賑わうことを願って今年から始めた試みです。

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仮面はまつりに飛び込むスイッチ?自分だけのオリジナル仮面をつくろう!

オープニングの後は、いよいよ仮面づくりです!各テーブルの上にある廃材を使って、好きなようにつくっていきます。たっぷり1時間ほど、小学生から大人まで集中している風景には、どこか懐かしいものがありました。「保育園のお遊戯みたい」「こんなに何も考えずにつくったの久しぶり」「こういう時間がいいよね」そんな声が会場のあちこちから聞こえてきます。

「和紙の工房見学をきっかけに、和紙の魅力に惹かれた」というこちらの参加者は、色鮮やかな和紙をふんだんに使った可愛らしい仮面が完成間近です。

こちらの参加者は「めがねのさばえ」がテーマの仮面。バンビの耳を生やしてみたのだとか。

おや?ツノが生えた参加者もいるようです。仮面をつけるだけで、自分じゃない何かになった気分を味わえるのも、仮面が持つ不思議な魅力です。

実行委員もそれぞれのオリジナル仮面を装着し大集合!カラフルで奇抜な仮面が並ぶと、誰が誰だかまったく分かりません。けれど、それがまた不思議な安心感を生み出します。仮面があるからこそ、立場や肩書きを忘れて、気軽に声をかけ合えるのかもしれません。

「ぷはー!」ついつい楽しくなっちゃう仮面ですが、熱中症には要注意!

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仮面をつけてまちに繰り出す!西山公園で盆踊りの練習

自分だけのオリジナル仮面が完成したところで、鯖江のまちに繰り出します!会場の鯖江市役所から徒歩約7分の西山公園に向かって、仮面をつけてみんなで歩きました。手には紙管とお椀を持ちながら、冒頭のオープニングと同じくみんなでつくった音楽を再び奏でます。

通りすがる車の視線を感じながらも「イッココ、マッココ、スココノコーン!」と叫んで歩くかすかな高揚感に、さばえまつりの予祝らしさを感じます。

無事に西山公園に到着すると、鯖江の民謡を継承する「さばえMINYO会」のみなさんが合流!仮面をつけた行列を見て「この感じがいいわ!」と笑顔を浮かべてしみじみおっしゃっていた姿が、とても印象的です。


福井県民お馴染みの「イッチョライ音頭」、鯖江に伝わる「さばえ音頭」、さばえまつりオリジナル「イッココ音頭」の3つを練習しました。

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参加者にインタビュー!さばえまつりに寄せる想い

今回のイベントに参加した方に、さばえまつりを知ったきっかけや、今日の感想について伺いました。

まずインタビューに協力してくださったのは、鯖江市出身の金子さん。友人のSNSを通じてさばえまつりを知り、今年はまつりを共につくるイッココ村の村人でもあります。今回のワークショップは、とりあえず行こうの精神で参加したとのこと。「まつりは雰囲気やノリでやってみてもいいんじゃないかな。子どもの時からまつりが好きだから、今日来ました」

「さばえまつりを通じて、個性豊かな人が集まって、賑わいのまちになって欲しい。仮に県外に行っても、さばえまつりの時期だからふるさとに帰ってみようかって気分になれるような次の世代に繋がることを大切にしたいです。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、さばえまつりって言ったら、みんな会えるよねってそういう場になったらいいなと思っています」去年生まれたさばえまつりが、既に誰かにとって「ずっと続いて欲しい」と願うまつりになっているという事実に、ぐっと来るものがありました。

続いてインタビューしたのは、大学生の佐藤さん。なんと山形から鯖江に来ていました!

さばえまつりを知ったきっかけは、佐藤さんにとって大学の先生でもあり、さばえまつり発起人である森一貴さん。「観光地をめぐるより、地元の人や取り組みに関わることで地域を知りたい」と、鯖江に10日間滞在していた最中でした。こさば隊1としても活動したという佐藤さんは、活動を振り返って「めっちゃくちゃ楽しかったです!」と言います。「竹を切ってのぼりづくりを手伝ったりしました。地域を盛り上げるために、自分たちで何かしようとしている人たちと一緒に活動したり、おしゃべりできることが楽しかったですね」とのこと!さばえまつりの関わりしろがたくさんあるんだなぁと、裾野の広さを知れた気がします。

中編では、予祝「まちにひらく仮面盆踊りの会」の様子をお伝えしました。小学生から大人まで、移住者や地元の方、はたまた県外の方も一緒になって共につくった予祝。仮面をつけると、いつもとちょっとちがう自分になったような自由な気持ちで、解放的になれるのかもしれません。踊りもみっちり練習して、思う存分楽しむ準備ができたのではないでしょうか!


約3週間後に迫るさばえまつり。ぜひ仮面をつけて西山公園へ繰り出してみてください。そこにはきっと、愉快な仮面仲間がいて、一緒に楽しく踊れることまちがいなし!

さまざまな仮面をつけた仲間たちが集まる今年のさばえまつりは、一体どんな光景になるのでしょうか?見逃さないよう、当日は西山公園に全員集合ですよ〜!🏃‍♂️

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2025年9月27日(土)・28日(日)「さばえまつり」開催!

つくるを祝う祭典が今年も開催!
昨年初開催をしたゼロからつくる祭りは、今年どんな景色になるのでしょうか。
詳細情報は順次発表していきますのでお楽しみに!
合言葉はイッココマッココスココンノコーン🏹

日程|2025年9月27日(土)・28日(日)
会場|福井県鯖江市 西山公園

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個人協賛手ぬぐい 販売スタート!🏮🏮

まつりを楽しむ一人ひとりが、まつりの支え手に。
今年の「さばえまつり2025」から、初めて“個人協賛”を受付します!
まつりの趣旨や取り組みに賛同し、応援してくださる方へ、キービジュアルをあしらった特製手ぬぐいをご用意しました。

一口:2,000円

売上は全額、さばえまつりの運営費に活用します。

🏮 購入方法はこちら 🔗
https://sabaematsuri.base.shop/

購入ページ内で「現地受け取り」または「後日発送」を選べます。

📍 現地受け取り
9/27(土)・28(日)、会場本部にてお渡し

📍 後日発送
10月中旬頃から順次発送
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遠方からでも、当日会場ででも。
あなたの応援が、まつりを形づくる力になります!!!!

この一枚(何枚でも!)を迎え入れて、
手ぬぐい片手に一緒に祭りを楽しみましょう!

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  1. こさば隊とは、舞台裏から支えつつ、共にさばえまつりをつくるサポートチーム。 ↩︎