密着取材1:JK課「おされ会」

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鯖江市でアクションを起こす人たちに密着取材をしていきます!

「つくる、さばえ」宣言をしてから、もうすぐで8ヶ月もの月日が経ちます。

この「つくる、さばえ」は、鯖江市民一人ひとりが鯖江市のこれまでの「つくる文化」に誇りを持ち、新たなアクションを起こしていく未来をつくっていくという想いから発足されました。

今回、その想いをもっと多くの人に届けるべく、密着取材を実施。この記事を読んでもらい、「つくる」という行動をより身近に、そして微力ながらも共になにかを「つくる」原動力となればと幸いです。

「JK課」の活動に密着取材!

第一回目の密着のお相手は「JK課」の皆さん。JK課の皆さんが普段どのように企画を決めて実行されているかについて取材しました。

<JK課についてはこちら>https://tsukuru-sabae.com/project/town/project02/

今回のJK課の取り組むテーマは、10月19日に開催予定の「おされ会」。前編ではその打ち合わせの様子、後編では実際のおされ会の様子について取り上げていきます。

「おされ会」とは?

「おされ会」とは一体なにか。JK課の担当職員の方やJK課の皆さんに質問をしました。

担当職員の方曰く、おされの『お』は『お菓子』、『さ』は『サードプレイス』、『れ』は『令和の新スタイル』の頭文字からきているそうですが、当のJKたちは『推し』や『おしゃれ』などと、決まった理由を特には決めていないようでした。さすが、フットワーク軽く考えるJK課ならではのタイトルです。

そんなおされ会は、平成26年4月発足から10周年を迎えた鯖江市役所JK課の記念すべき企画イベントとして立ち上げられました。このイベントを通して、高校生にフェスに来場してもらい、JK課に参加する仲間を増やすこと、市民の方に日ごろの感謝をおされ会に込めて楽しんでもらうことを目的としています。

今回はその第二弾。「仮装」をテーマに、普段出せない自分が『おされ』に変身し、まちづくりやなかまづくりを体験することで、第3の居場所づくりの機運を高めるイベントとなっています。今年度も「ピカピカプラン20」と「ハロウィンおされ会」の2部で構成されています。

「おされ会」開催前の打ち合わせに密着

打ち合わせスケジュール
  • おされ会にて配布する鯖江のお菓子について
  • ミイラゲーム、謎解き ルールと内容決め

「おされ会」まで残り16日。打ち合わせでは、おされ会で配布する鯖江のお菓子や、当日の看板、出し物など具体的に詰めていくフェーズに入っていました。

お茶会のような“ゆるい”打ち合わせ

JK課の特徴でもある「ゆるいまちづくり」。それは打ち合わせの様子からも感じられました。

まず打ち合わせの開始から。担当職員の齋藤さんが、今日聞きたかったこと、決めたかったことを最初に投げかけて始まります。それに応じるようにJK課の皆さんも次々と話し始めますが、話し合いというよりも、自然に会話をしながら打ち合わせが進んでいっている様子。

また、JK課の打ち合わせには必ず職員の方が準備したお菓子があるそう。それも相まって打ち合わせはまるで放課後のお茶会のような雰囲気でした。

ゆるくても、しっかり内容が決まっていく

余談も交えながら、打ち合わせは徐々に本題である「おされ会」の内容に移っていきます。

まず最初に、「おされ会にて配布する鯖江のお菓子について」。

一人ひとりが思いつくままに鯖江市のお菓子発言していきます。「良いじゃん、良いじゃん」と肯定的な相槌を織り交ぜながら自由な発言が続きながらも、なぜか最終的には自然に意見が一つにまとまっていきます。

この自由ながらも協調性が長けている秘密は一体どこにあるのか。それは、担当職員の齋藤さんと学生の距離も友達と変わらないような近さ。その心地よさからか、満遍なく参加している全員が楽しそうに発言しているのがとてもいい環境でした。JK課の良さであるこの”ゆるさ”は、環境や関係値があってこそ生まれるのだと感じました。

和気藹々とした実践の様子

次に議題に上がったのは「ミイラゲーム・謎解きの内容とルール決め」について。

ミイラゲームのルール決めでは話し合いではなく、実践をしながら「ちぎれたら終わりにしよ〜!」などと、思いつくままに意見を交わし合うことで淡々と決まっていきます。

謎解きは紙とペンを用いて自由に描かれていきました。

JK課だからできる”ゆるい打ち合わせ”

打ち合わせはしっかり時間内で終了。ゆるくてもどこか締まりのある打ち合わせは、彼女たちにしかできない打ち合わせだと感じました。

そんなJK課の皆さんが、当日どんなおされ会にするのか楽しみですね。

なぜJK課に入ったのか

おされ会打ち合わせ終了後、参加していたJK課の皆さんに「なぜJK課に入ったのか」について特別にインタビューをさせていただきました。今回はOGも特別に参加してくれていたようなので、かつての活動が現在どのように活かされているのかなどもあわせてお聞きしました。

OG課 栗田さん

かつてJK課で活動していた、生まれも育ちも鯖江市の栗田さん。商店街で育ちで実家も商いをされています。

栗田さんが高校生になった頃、商店街に活気がなくなってきてしまっている問題に出会します。育ってきた環境ということもあり、学生ながらもその問題を自分ごととして捉えていた栗田さん。どうにかできないかという気持ちを抱えながら高校3年生を迎えた頃、JK課が発足されました。自身が高校1〜2年生なら様子見できたが、高校生活があと一年しかないということで、思い切って第1期メンバーとして参加を決意されたそうです。

そんな栗田さんは現在、商店街の料亭の女将さんとして活躍されています。働きながらも高校生の頃にお世話になったJK課に恩返しという気持ちで、OB課として今もJK課の活動に参加しています。

JK課 くまさん

現在、福井工業高等専門学校に通学中の佐久間さん。JK課に入っている先輩たちが多く、JK課だと地元のことも知りたいという想いもあり、勧誘を受けたのをきっかけにJK課に参加。いっぱいお菓子を食べれるのもメリットの一つだそうです。

JK課 どひちゃん

佐久間さんと同様、福井工業高等専門学校に通学中で先輩の勧誘を受けてJK課に参加。JK課の活動に対して、自身だけだとできないことを市役所の力を使って、いろんな大きいことをできることに楽しさ、面白さを感じているそうです。

JK課 まほちゃん

友達から勧誘を受け、就職や進学する際に自身の紹介としていえる活動をしたいという想いで、今年から参加。

JK課の皆さん、ご協力いただきありがとうございました!

2024年10月19日「おされ会」開催

ピカピカプラン20では、JK課恒例ゴミ拾い企画です。一番おしゃれな仮装の方には賞品をプレゼント。ハロウィンおされ会では、こども家庭庁の方や若者のまちづくりコーディネーターの方をお招きして、「若者の社会参画」について学びます。クロストークやJK課発案の謎解きや交流会もあります。

皆さんも奮ってご参加ください!後編もお楽しみに。

<ピカピカプラン20 および おされ会の申込みはこちら> https://logoform.jp/form/qBnA/693239

JK課でともに活動する仲間を募集中!

現在も引き続き、JK課でともに活動する仲間を募集しています。詳しくは下記お問合せ先までご連絡をお待ちしています。

【対 象】まちづくりに興味のある女子高校生 /活動を支えてくれる大人たち

【問合先】鯖江市役所 市民生活部 市民主役推進課 鯖江市西山町13番1号 TEL:0778-53-2214